~2024京都75🌟2024年の夏休みの振り返りです
貴船神社の奥宮にやってきました。境内で撮った一枚。この写真、結構気に入ってます。鬱蒼とした木々に光がさえぎられて全体的に暗いのだけれど、一部はぼやーっと明るい。神秘的です。

狛犬のむこうに、拝殿がありまして、

その後ろに本殿。

比較的新しいです。

看板に説明がありました。

貴船神社 奥宮 きふねじんじゃ おくのみや
当地は、貴船神社が当初創建されたところで、当社の祭神も本宮と同様、水や雨を司る神「高龗神(たかおかみのかみ)」である。
社伝によれば、「反正天皇の時代(五世紀初頭)に、玉依姫命(たまよりひめのみこと) (神武天皇の母)が黄船に乗って浪速(大阪)から淀川、鴨川、貴船川をさかのぼって当地に上陸し、そこに祠を営んで水神を祀ったのが当宮の起こりである」とのことで、地名及び社名の起源をこの「黄船」にもとめる説もある。
境内の本殿横には、この伝説にまつわる「船形石(ふねかたいわ)」があり、これを積み囲んだ小石を持ち帰ると 航海安全に御利益があるとされた。
また、本殿下には巨大な龍穴があり、文久年間 (一八六一~一八六三)の本殿修理の際、大工があやまってノミをこの中へ落したところ、一天にわかにかき曇り、突風が起こり、ノミを空中へ吹き上げたという。この他、宇治の橋姫伝説や和泉式部の恋願成就など、当社にまつわる逸話は数多い。
なお、当社境内周辺には、昭和六〇年(一九八五)六月に京都市指定天然記念物に指定されたカツラをはじめ、高木が多く見られ、自然遺産の宝庫でもある。
京都市
本殿下には巨大な龍穴があるんだそうです。さらに、神社のFacebookに、龍穴にまつわる話が。
2011~2012年にかけて、150年ぶりに本殿の修復工事がされたのですが、「龍穴は見てはならない」というしきたりがあり、本殿を東側の「権地」に曳きうつし、本殿の上には菰をかけて隠したのだそうです。
「権地」。確かに本殿となりにありました。


そして、貴船神社が「玉依姫命が大阪から淀川、鴨川、貴船川をさかのぼってこの地に至り、水神を祀った」のが始まりとする伝説で、玉依姫命が乗ったとされる舟にまつわる「船形石」もあります。


さらに、丑の刻参りのメッカでもあるようです。

貴船と「鉄輪(かなわ)」伝説
当社は古来より水ノ神として崇敬され祭神として高龗神(たかおかみのかみ)を祀り、心願成就信仰としての「丑ノ刻詣」で知られている。
むかし宇治の橋姫が丑ノ刻(午前二時) 詣りをして男に呪いをかけた伝説がありこれをもとにつくられたのが謡曲「鉄輪」で、橋姫が頭にのせた鉄輪を置いた鉄輪掛石が叡山電鉄・貴船口駅の傍らにある。丑ノ刻詣りは祭神が国土豊潤のため丑年丑月丑日丑刻に降臨されたと伝える古事によるもので、人々のあらゆる心願成就に霊験あらたかな事を示すもので、単にのろいにのみとどめるべきものではない。
謡曲史跡保存会
実は、すごく奥深い神社のよう。龍穴みてみたい。

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