~2024京都51🌟2024年の夏休みの振り返りです
産寧坂の古民家カフェで一休みした後は、
バスで銀閣寺(慈照寺)に向かいました。


「総門」をくぐり、中へ。

チケットを買って中門から中に入ると、庫裏前の庭に出るのですが、松が美しい。大きな盆栽が並んでいるかのよう。緻密に隙なく整えられてます。



「宝処関」という門を抜けると、広い庭園が広がります。「銀閣(観音殿)」も目の前に。

砂山「向月台」が気になります。英語表記はMoon Viewing Sand Mound。この上に座って月を見たってほんまかいな。

向月台の横には、「銀沙灘」という、これまた白砂で作られたシマシマが。Silver Sand Seaです。

中国の西湖を模した造形だそうです。確かに、静かな波が打ち寄せる海や湖のよう。さらに白砂に月の光を反射させ、銀閣を照らすのだそうです。なんという計算!月夜の銀閣、見てみたいですね。

銀閣まわりにあるのは「錦鏡池」。鏡のように、木々や銀閣をうつします。錦(紅葉)の季節は素敵なんでしょうね(そして、人がさらに多いのでしょうね・・・)。



庭は、高台につづきます。苔がむしていて、これも美しい。ちなみに銀閣寺の庭園は、西芳寺(苔寺)の庭園を模して義政が作ったとされているそうです。あと、天城の秘境・皮子平も苔が美しかった(こちらは庭ではありませんが)。

展望所より。山の稜線も含め、絵のような風景でした。

お寺の説明がき。

応仁の乱で疲れ果てて、本務の将軍業務をおっぽりだし、美意識を研ぎ澄ますことに没入した足利義政。妥協を許さぬ姿勢を為政者がうちだせば、作庭者も気が抜けなかったでしょうね。絢爛豪華こそ権力者というイメージですが、キラキラギラギラとは正反対のテイストというのも面白いです。宝処関を抜けると突然視界が開けるなど、どう見せたいか、どう見られたいかも計算し尽くされていて、素晴らしかったです。
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