~2024淡路・四国15🌟2024年の冬休みの振り返りです
淡路島。「地球の歩き方 ムーJAPAN~神秘の国の歩き方~」に誘われて「オノコロ島」伝承の地を訪ねてみました。
でもしかし。そもそもオノコロ島ってナニ?ひょっこりひょうたん島の親戚?知識ゼロスタートなので、何が何やら。調べてみましたよ。
淡路島観光協会の説明。
『古事記』・『日本書紀』には、「神代の昔、国土創世の時に二神は天の浮橋にお立ちになり、天の沼矛を持って海原をかき回すに、その矛より滴る潮が、おのずと凝り固まって島となる、これが自凝島である。二神はこの島に降り立たれ、八尋殿(やひろでん)を建て、先ず淡路島を造り、つぎつぎと大八洲(おおやしま)を拓かれた」と記されています。

イザナギ・イザナミが天の浮橋から「矛」を以って海原をかきまわしたことで、日本の最初の島「おのころ島」ができて、2人がそこに降り立った、ということのようです。
本屋に寄ったら、角川新書の新刊で「日本神話の考古学」(森浩一)という本が平置きされて売られていました。冒頭が、おのころ島のお話。「沼矛」っていうけど、当時(古代)の矛ってどんなもの?とか、「矛で、塩水をコオロコオロ(コロコロ)とかきまぜると、矛からしたたり落ちた塩が積もって島となった」とあるけど、コオロコオロとかき混ぜて作るような製塩技術は、当時の奈良盆地には伝わっていないとか。なんだか面白そうで買ってしまいました。ちなみに、「新刊」とあるけれど、本自体は1993年刊行、99年文庫化したものを新書化したのだそう。著者は2013年没。なぜ今新書化なのか謎です。
ところで。海原をかき回すと島ができる。そんなお話を聞くと思い出されるのが、バンコク・スワンナプーム空港にある「乳海攪拌」の巨大オブジェ。ヒンズー教でも天地創造の際、海をかき回したという神話があるそうで、それを表したオブジェだそうです。どこも発想は同じなのかしらね。

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